番号で呼ばれても怒ってはいけない
本日,新聞報道やテレビ報道がされたのですが,病院で自分の名前が呼ばれず,受付番号で呼び出されたことに立腹した県会議員がブログで不満をぶちまけるという事件がありました。
http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY201306180010.html
しょうもないことで怒る議員がいたものだ,と少しあきれました((さらに料金を払わずに帰ったり,ブログにアップしたりするなどは開いた口がふさがりませんでした。)。
最近,病院でも個人情報保護が叫ばれるようになって,患者の名前を呼ぶことを避ける傾向があります。
そういった病院では,患者を受付番号で呼ぶようになっているのですが,分かりにくいのはしょうがいないことでしょう。
名古屋の家庭裁判所においても,離婚調停や遺産分割調停などの事件について,事件番号で呼び出す運用になりました。名前で呼出しをするのは,プライバシーへの配慮を欠くという声があがったからです。
しかし,自分の事件番号を呼ばれても,本人がわかっていないことも多く(病院の受付番号と違って,1ヶ月以上前に決められた番号なので本人もおぼえていないことがあります。),結局,名前を呼ばれてしまう場面を何度も見かけました。
家庭裁判所に対して,何で名前で呼ばないんだ!分かりにくい!とのクレームが何件か寄せられたようですが,そもそも,名前を呼ぶことにクレームがあって番号呼出しに変更された経緯があるため,裁判所も対応に苦慮しているところでしょう。
というわけで,番号で呼ばれたくらいで怒ってはいけません。
投稿日:2013年6月18日 13:14|カテゴリー:随筆・雑文